介護市場の現状と今後の拡大が気になる

介護に関する市場規模は10年で2倍になるとも言われています。これだけ急激に市場規模が拡大する理由は、裾野産業が非常に広いからだと考えられます。高齢者や障害者などに対して支援を行うのが介護サービスなのですが、最近ではデイサービスや訪問型サービスなども増えてきています。もともとは施設を建築して、その施設でサービスを提供していたのですが、それが徐々にデイサービスや在宅へと移行しつつあるのです。

介護保険によって1割の負担でサービスを利用できるようにもなっていますが、その対象となっていないものに関しては自費負担が必要となります。それにもかからず、自費負担でもサービスを利用したいという人は増えていて、そのようなサービスも増えてきていますから、規模は拡大の一途をたどっていると考えられます。

このように介護と言ってもその産業は裾野が広い分野であるために、全体としては規模は拡大しつつあります。現在のところは4兆円を超える規模があると言われていますが、細かい分野までを含めればさらに規模は大きいとも考えられるでしょう。例えば、リフォームにかかる建築やＩＣＴなど、多くの産業にまで介護は影響していると考えられるのです。